プラシーズを見える化!~品質保証部編~

プラシーズを見える化!~品質保証部編~

皆さん、こんにちはプラシーズです。
プラシーズのブログではこれまで、開発部や営業部の紹介を行ってきました。今回は、3つ目の部署紹介として、私が所属する品質保証部の活動を紹介させていただきます。品質保証部とは何か、基本から解説していきます。
弊社の工場では品質管理部も活動していますので、こちらについても紹介させていただきます。
少しでも、品質保証部に興味をもっていただけたら幸いです。

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品質保証と品質管理の違い

品質保証と品質管理の違い

まずは、品質保証と品質管理の違いについてご紹介します。

品質保証とは?

品質保証は英語でQA(Quality Assurance)といいます。
製品が、自社で定めた基準や規定を満たしているかどうかを確認する業務です。これは製品が完成したときだけでなく、製造過程や出荷時、納品後の品質も保証します。想定している質を保っているかを確認するために、客観的なデータを集めたり、納品先から情報を得たりします。収集したデータや納品先から得た情報をもとに問題が発覚した場合は、製造や営業など各部門と情報を共有し、問題の改善と品質の向上に努めます。品質保証は製造部門から独立し、総合職の分野に属します。

品質管理とは?

品質管理は英語でQC(Quality Control)といいます。
品質管理は、製品の製造時に不良品を出さないための手段や方法を製造ラインに確立することが業務です。不良が頻発している工程や作業者・時間帯など、さまざまなデータを収集、分析し課題を抽出します。

品質保証部での実際の業務内容

弊社の品質保証部では、製品品質のトラブル・クレーム対応やクレームを発生させないための活動、監査対応を主に行っています。

品質保証部での実際の業務内容

製品品質のトラブル・クレーム対応

製品品質においてお客さまからクレームが発生した場合は、お客さまに対して対応を行います。製品の品質を保証するだけではなく、もし品質が損なわれていた場合にはお客さまへの窓口として対応します。営業などと連携してお客さまの声を集め、製造工程などを中心に品質トラブルが起きていないかチェック・管理・調査を行います。さらに、原因を分析したうえで再発防止策を社内の関係者と話し合い、対策を行います。

クレームを発生させないための活動

クレームを出さないために、各工場を巡回し、整理・整頓などの5Sが行われているかなどの確認を行います。工場作業員や品質管理部の検査者が作業をしやすいように、作業指導書の更新、作業手順書の見直し、検査方法の効率化を進めています。

監査対応

お客さまからの監査準備、当日の対応、指摘されたことについてのまとめを行います。

品質管理部での業務内容

弊社の工場の品質管理部では、主に検査を行っています。原材料が製造に適しているかを評価する「受け入れ検査」、製造の過程で生じる問題を早めに発見し、修正をする「工程検査」、製品がすべての品質基準をクリアしているかを確認する「出荷検査」を行っています。

品質保証部や品質管理部にはどんな人が向いている?

一般的に、品質保証部や品質管理部にはどのような人が向いているのか紹介します。

探求心がある人

品質保証として正確に品質を調査・分析するためには製品への理解が求められるため、製品に対する興味や関心を持っている人が適しています。既存製品の仕様や特徴を詳しく学ぶ姿勢や、新製品やリニューアル品をいち早く理解したりするなど、意欲があると良いです。

注意深い人

自社でつくった製品に欠陥や不具合が無いかを入念に調べて、トラブルが起きるのを未然に防ぐことが仕事です。工場で製造されてから出荷、販売されるまで、すべてのプロセスに対して厳しく確認する必要があります。

コツコツとした細かい作業が得意な人

製品や原材料をチェックしたりするなど、細かい作業が多くあります。細かい作業で手を動かす場面もあれば、詳細なデータや資料を読み取る場面もあります。

プラシーズの品質保証部や品質管理部にはどんな人がいる?

プラシーズの品質保証部や品質管理部には、探求心が強く、製品に興味をもって、取り組む社員が多い印象です。

品質に関わる用語の紹介

ここでは、品質を向上させる方法、不具合を発見したときの考え方について紹介します。

5S

5Sとは、整理、整頓、清掃、清潔、躾の頭文字を取ったもので、職場の環境を整えるための活動です。
整理:必要なものと不要なものを区別して、不要なものを処分すること
整頓:必要なものを使いやすいように置き場を決めること
清掃:作業場所や身の回りをキレイな状態に保つこと
清潔:整理、整頓、清潔を意識して汚れのない状態を保つこと
躾:ルールや決まりを守ることが習慣になるようにすること
前半の3つのSは具体的な行動であり、後半の2つはその状態を保つための意識づけを示しています。整理・整頓・清掃を徹底するために、組織や作業員に意識づけを行うことで、職場や製造ラインがキレイな状態に保たれます。

4M

4Mとは、Man(人)、Machine(機械)、Material(材料)、Method(方法)の頭文字を取ったもので、品質管理の要素を表します。
Man(人):作業に携わる人のこと。スキル、経験、モチベーション、健康状態などが品質や安全に影響を与えます。
Machine(機械):生産設備や工具などのこと。精度、性能、状態、配置などが品質や安全に影響を与えます。
Material(材料):製品を構成する原材料や部品などのこと。品質、特性、状態などが品質や安全に影響を与えます。
Method(方法):作業手順や製造工程などのこと。手順書、指示書、作業環境などが品質や安全に影響を与えます。
不具合が発生した場合、4Mを中心に検証します。作業者は誰か、どの設備を使用して加工したか、材料に異常はないのかなどをもとに検証することで効率的に原因を特定できます。

プラシーズの品質保証部で感じるやりがいは?

不良品やクレームの対応が多いですが、それらの不良品やトラブルをなくすために、現場をより良くしようとしている実感がやりがいにつながっています。

終わりに

最後まで読んでいただきありがとうございます。品質保証部では、お客さまのご要望に応じた製品毎の検査基準を設定し、品質向上のための環境づくり、生産過程での不良発生を防ぐ取り組みを行っています。これからも、製品や生産工程に関わる多くの知識を身につけ、品質の良い製品を提供できるように、努力を続けていきます。

関連リンク

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