プラシーズの工場紹介~釜石工場編~

プラシーズの工場紹介~釜石工場編~

皆様、こんにちはプラシーズです。
当社の化粧品容器の製造拠点となる工場は、佐野工場と釜石工場にあります。
今回のブログでは、釜石工場はどこにあるのか詳しく知ってもらうため、工場の内部と工場周辺の観光地について紹介していきたいと思います。

オリジナル容器のリードタイム短縮

工場紹介

工場紹介

当社の釜石工場は、岩手県の釜石市にあります。東京から新幹線と電車に乗り、約5時間の場所に位置し、最寄りの駅は、釜石線の松倉駅になっています。釜石線は、岩手県花巻市の花巻駅と釜石市の釜石駅を結ぶ、全長約90kmのローカル線です。釜石線が出来る前の岩手軽便鉄道が、宮沢賢治の代表作「銀河鉄道の夜」のモデルといわれることから「銀河ドリームライン」の愛称で親しまれています。
釜石工場の隣にはラスクの工場があり、作っている所を見ることが出来ます。また、甘い香りにつつまれています。
工場内には、金型を調整する開発室、製品の検査をする品質管理室、インジェクション成形機やストレッチブロー成形機がある成形室、自動印刷機やスタンプなどの各種2次加工機がある仕上室があります。その他に、資材倉庫や物流倉庫があります。

特徴的な機械について

釜石工場にある最新の機械について紹介します。

自動印刷機への自動投入機

自動印刷機への自動投入機

自動印刷機に製品の自動投入が可能です。今までは作業員によって、製品を印刷台の上にのせていましたが、自動で製品をのせることが出来るようになり、人員の削減と効率化を可能とします。

金型移動装置「トロリ」

金型移動装置「トロリ」

トロリは、成形室にあり、金型を交換させるための機械です。ストレッチブローの金型の交換には約4時間かかりますが、トロリを使うことにより約2時間で交換が可能になり、時間の短縮が可能になります。その他にも多くのメリットがあります。

前段取り時間を少なくすることができる

他の製品の成形中に次の製品の金型をトロリに載せておくことが出来るため、前段取り時間を短縮することが出来ます。トロリにのせたまま、さび止めなどを取り除くなどのメンテナンスが出来ます。

効率よく作業ができる

ねじをはずさなくても少し緩め、スライド移動により金型交換が出来ます。ねじをなくす心配がありません。

安全に作業ができる

トロリを使わない場合はクレーンを使い、機械の近くまでおろしていき、そこから手作業で金型交換をしています。手作業での金型の移動は、キズをつけたり、落下させたりという心配があります。しかし、トロリを使うことで、スライドすることで交換が出来、安心・安全に交換が出来ます。

リペレッター

リペレッター

リペレッターは、成形した後の不良成形品やランナーを溶かし、再び原料として利用できるようにペレットサイズに成形する機械です。
今まで粉砕材を利用することがありましたが、成形時にシルバーなどの不良を発生させる原因になっていました。粉砕材は粒が大きく加熱不足になり、完全に溶けていない状態になってしまうからです。しかし、リペレット材はバージン材と同様に形状が均一なため、シリンダ内に均等な密度で投入できるため、成形時の不良を減らすことができます。
また、プラシーズではPET樹脂の使用量が多いことから、PETの再生率を上げるため、結晶化装置も導入しています。
PPやPEの粉砕材は吸湿性が低いため、比較的乾燥しやすいですが、PETの場合、吸湿性が高く乾燥が難しい材料です。PETの粉砕材を再利用しようとすると、乾燥時に樹脂同士がくっついてしまうため、利用率が下がってしまいます。なので、この結晶化装置を使用することにより結晶化させ、効率よく再生利用できます。

釜石工場周辺の観光スポット

釜石工場のある釜石市には有名な所が多く存在します。

橋野鉄鉱山

橋野鉄鉱山

橋野鉄鉱山は、鉄鉱石の採掘場跡、運搬路跡及び高炉場跡により構成される鉄鉱山及び製鉄所の総称です。釜石市の北西部に位置しています。
橋野鉄鉱山は、近代製鉄の父と呼ばれている大島高任(おおしまたかとう)の指導により築造された、現存する日本最古の洋式高炉跡です。2015年7月にユネスコ世界遺産に登録されました。大島高任は、西洋の技術を取り入れ、日本で初めて洋式高炉を成功させた人物として知られています。

釜石大観音

釜石大観音

釜石湾を一望することができる釜石大観音は高さ48.5mの白亜の観音像です。内部は13階に分かれており、拝殿や七福神胎内めぐりの他、11階と12階には展望台が設置されており、素晴らしい景色になっています。

魚河岸(うおがし)テラス

魚河岸(うおがし)テラス

釜石テラスは、魚のまち釜石を発信していく施設です。海が一望できるガラスが多い造りで、開放感のある雰囲気と多くの人が笑顔になる明るいテラスになってほしいという思いが込められています。
1階には、キッチンスタジオ、会議室、展示スペースがあり、地元の方をはじめ多くの方にご利用いただくことができ、2階にある飲食店では、釜石湾の景色を一望しながら地元の食材を使った食事を楽しむことができます。
魚河岸テラスは、地域住民だけでなく観光客にも開かれた空間になっています。週末には地元のアーティストによる音楽ライブや、フリーマーケットが開催されることもあり、地域の文化と交流が深まる場としても機能しています。季節ごとに異なるイベントが企画されているそうです。

ミッフィーカフェ

ミッフィーカフェ

ミッフィーのぬいぐるみや絵本がたくさん置かれていてとても癒されます。食べ物も美味しく、デザインもミッフィーになっていてとても可愛いです。

おわりに

最後まで読んでいただきありがとうございます。釜石工場や工場の周辺についてよく知らなかったという方も、釜石には多くの魅力があることを知って頂けたかと思います。ぜひ興味をもっていただけた方は、お問い合わせフォームよりご連絡ください。

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