プラスチック製造の裏側を知る 佐野工場見学とセミナーのご紹介
こんにちは、プラシーズです。
先日、当社の佐野工場にて、工場見学とセミナーを行いました。
今後、色々な方に工場見学とセミナーやワークショップなどセットでご参加していただけたらと思い、今回ブログにてご紹介させていただきます。本記事の最後にお問合せフォームがございますので、ご参加、ご見学をしたいという方、ぜひお問合せください。
工場紹介
当社の佐野工場は、栃木県佐野市にございまして、東京から電車や車で2時間ほどの場所に位置しています。インジェクション成形やブロー成形など各種成形機、塗装や印刷、スタンプなど各種二次加工機を所有し、化粧品容器を中心に各種容器を製造しています。
2019年、台風による豪雨の影響で工場が浸水してしまい、生産ストップになってしまったこともありましたが、現在は防水壁や排水ポンプを設置し、水害からの被害を最小限に抑える取り組みを行っています。
佐野というと、やはり青竹で打ったコシの強いちぢれ麵と、あっさりとした醤油ベーススープの佐野ラーメンが有名ですが、日本名水百選にも選ばれている湧水があるため、お蕎麦も有名です。また、佐野工場より車で10分ほどのところにある、あしかがフラワーパークでは、四季折々の花を観ることができます。中でもGWあたりに満開になる大藤の季節にはライトアップも加わり、幻想的な空間を体験できますよ。工場見学の際に訪れてみてはいかがでしょうか。
当日スケジュール
今回のスケジュールは午前中に工場見学、そして午後からセミナーの二本立てでした。
工場見学
工場見学では、インジェクションやブローなどの成形、シルク印刷やホットスタンプなどの二次加工を見ていただきました。これらの作業について、動画やイラストでは見たことがあるという方は多いと思いますが、実際に成形や二次加工をしている現場を見ていただくと、さらに理解が深まるのではないかと思います。その場で分からない点などを質問していただくことも可能です。
当社ホームページでご紹介している、シゴキゴムの自動圧入装置や成形品プール装置、クリーンルームなども実際に見ることができます。
※詳細は本記事の最後にある「関連リンク」からご覧ください。
セミナー
続いて午後からのセミナーについてです。セミナーについては、お客さまのご要望に合わせて内容を変更できます。
口紅容器
今回はお客さまより口紅について詳しく聞きたいとご要望いただきまして、口紅容器の機構や製造方法について、当社の技術者が解説いたしました。
当社の口紅容器には歴史があり、最初に手掛けた口紅容器は半世紀以上前の1964年で、手書きでの製品図面が今もなお保管されています。
過去から現在までの一般的な口紅容器をはじめ、当社が設計開発したワンタッチリップやスライドルージュ、一条螺旋の口紅容器やバルクの充填方法を、プラスチックの専門家であるプラスチックマイスターの田中より、ご説明させていただきました。
口紅容器は、他の化粧品容器よりもパーツ数が多く、機構も複雑なので、説明をする際には容器を分解したりと、プラスチックマイスターの技が光りました。
環境対応容器
口紅容器のセミナーのあとには、昨今無視できない環境対応について、日本だけでなく、アジアやヨーロッパ、北米などの環境対応にも焦点を当て、意見交換をしました。当社としても、今以上に取り組むべき事案のため、自社目線以外の方からの意見は貴重でありとても勉強になりました。
最後に
本社ショールームにも過去実績品など製品を多数展示していますが、佐野工場には本社ショールーム以上の製品が保管されております。みなさまの課題により合った製品を見ていただくことができますので、ぜひ一度お越しください。
さらに、工場見学とセミナーを同時に行っていただくと、セミナーのみ、動画のみでは伝わり切らない部分を実際に見ることで、より理解を深めていただけます。今回は口紅をメインとしたセミナーでしたが、容器全般についてや、マスカラ容器のみの特化型セミナー等も対応いたします。本社ショールームでのワークショップも引き続き行っていますので、ご興味をお持ちいただけましたらお気軽にお問合せフォームよりご連絡ください。
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