デザインを“製品”にする力 日本大学生産工学部創生デザイン学科との産学連携による化粧品容器開発プロジェクト

デザインを“製品”にする力 日本大学 生産工学部 創生デザイン学科との産学連携による化粧品容器開発プロジェクト

皆さま、こんにちは。
プラスチック容器メーカーのプラシーズです。

プラシーズでは2025年11月〜2026年1月の約3か月間、日本大学生産工学部創生デザイン学科内田研究室に所属する3年生13名の皆さんと、産学連携による化粧品容器開発プロジェクトを実施しました。

本プロジェクトでは、学生の自由な発想から生まれたデザインを、弊社の製品設計の視点で“カタチにする”ことをテーマに取り組みました。今回は、そのプロジェクトの様子をご紹介します。

オリジナル容器のリードタイム短縮

産学連携プロジェクトの背景

産学連携プロジェクトの背景

産学連携とは、大学などの教育・研究機関と企業が連携し、研究・技術開発・人材育成などを行う取り組みです。
学生にとっては社会のリアルな課題に触れる機会となり、企業にとっては既存の枠にとらわれない新しい発想に出会える貴重な場でもあります。

産学連携プロジェクトの課題

今回のプロジェクトでは、2025年8月〜9月に弊社でインターンシップを経験した学生3名を中心に3チームを編成し、学生の皆さんが考案した化粧品容器のアイデアを実際に試作品として具現化することに取り組みました。

単なるデザイン提案ではなく、

  • 実際に持ちやすい形状か
  • 内容物を安全に保持できる構造か
  • 成形や量産を見据えた設計になっているか

といった製品開発の視点まで踏み込んで検討を行いました。

デザインを“形”にするプロセス

デザインを“形”にするプロセス

ここからは課題が完成するまでの流れについてご説明します。

コンセプト設計

プロジェクトは、スケッチによるコンセプト設計からスタートしました。
化粧品容器は、単に見た目が美しいだけではなく、持ちやすさ、使いやすさ、内容物の保護、ブランドイメージとの調和など、多くの要素を同時に満たす必要があります。

学生の皆さんは、ターゲットユーザーや使用シーンを想定しながら、それぞれの視点で容器デザインを考案しました。

SolidWorksによる3Dモデリング

スケッチで描いたアイデアは、3D CADソフト「SolidWorks」を使用してモデリングを行いました。ここでは、実際の製品化を見据えて、

  • 肉厚設計
  • 抜き勾配
  • 嵌合構造
  • 部品構成

などを検討しながら設計を進めていきます。

学生のみなさんが、理想のフォルムと製造上の制約とのバランスを取りながら、何度も修正を重ねる姿が印象的でした。
デザインをそのまま形にするのではなく、製品として成立する設計へと落とし込む工程は、学生の皆さんにとっても大きな学びになったようです。

3Dプリンタによる試作

最終段階では、完成した3Dデータをもとに3Dプリンタで試作を行いました。
画面上のデータだった容器が実際の立体物になることで、

  • サイズ感
  • 手に持ったときの感触
  • 構造の確認

などをリアルに検証することができます。

実際に手に取れる試作品が完成したときには、学生の皆さんにも大きな達成感が生まれたようでした。

個性あふれる3つの容器デザイン

今回のプロジェクトでは、3つのチームからそれぞれ個性的な化粧品容器の提案が生まれました。

チーム1:最後まで使い切れるリップグロス

最後まで使い切れるリップグロス

「できるだけ中身を残さず使い切れる」というコンセプトで提案されたリップグロス容器です。「内容物を最後まで使える設計」は多くの化粧品メーカーが課題としているテーマでもあります。

この提案に対しては、社内の設計担当者も構造面からアドバイスを行いながら、より実現性の高い形へとブラッシュアップを行いました。

チーム2:持っているだけで気分が上がる“見せるリップグロス”

持っているだけで気分が上がる“見せるリップグロス”

SNS映えやコレクション性を意識したミニサイズのリップグロス容器です。
海外コスメのトレンドをヒントにしたデザインで、持っているだけで楽しくなるようなパッケージがコンセプトになっています。

デザイン性を保ちながら、容器として成立させるための構造検討には、社員も一緒になって取り組みました。

チーム3:ガラケー型コンパクト

ガラケー型コンパクト

“平成”ד推し活”דコスメ”というユニークなコンセプトから生まれたコンパクト容器です。
一見すると遊び心のあるデザインですが、開閉機構や内部構造など、実際の製品として成立させるため、設計には多くの検討が必要でした。

学生の新しい発想と、製造の実情を知る技術者の視点が組み合わさることで、完成度の高い試作品に仕上がりました。

学生の発想と企業の技術が生む価値

今回の産学連携を通して改めて感じたのは、学生の自由な発想と、企業の技術や経験が掛け合わさることで、新しい価値が生まれるということです。
学生の皆さんの柔軟なアイデアは、私たち社員にとっても大きな刺激となり、ものづくりの原点を見つめ直す機会にもなりました。

短い期間ではありましたが、本プロジェクトにご参加いただいた日本大学生産工学部創生デザイン学科 内田研究室の皆さまに心より感謝申し上げます。

プラシーズは今後も大学や教育機関との連携を通じて、新しい発想と技術を掛け合わせながら、価値あるものづくりに挑戦してまいります。

プラシーズでは、デザイン段階から量産設計まで一貫したサポートをご提供しています。化粧品容器の開発や設計についてのご相談がございましたら、ぜひお問い合わせフォームからお気軽にお問い合わせください。

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