CASE STUDY21

くびれの大きい異形ボトルへのシュリンク加飾。歪み補正や位置決めを高精度化し、真円を真円に仕上げる難題を見事クリア

くびれの大きい異形ボトルへのシュリンク加飾。歪み補正や位置決めを高精度化し、真円を真円に仕上げる難題を見事クリア

今回のプロジェクトはボトルへのシュリンク加飾です。ボーリングのピンのようにくびれたフォルム×真円が描かれたデザインで、加工難易度はマックス。フィルムの試作だけでは納得できる品質に到達できず、最新のシュリンク装置を導入することで、ようやく完成までこぎつけました。開発担当者に課題や苦労したこと、解決策について話を聞きました。

~ココに注目!~
◉高難易度の異形ボトル×真円デザインのシュリンク加飾
◉360°を一瞬でシュリンクできる装置を導入
◉熟練技能者よる高精度な歪み補正と位置決め

—-お客さまからどのような依頼がありましたか?

大手化粧品メーカーさまのローションボトルの製造です。ボーリングのピンに似たボトルのフォルムがユニークで、側面全体にシュリンクフィルムを貼り合わせて加飾を施しました。

—-シュリンクフィルムとはどんな加飾方法ですか?

シュリンクボトル2

熱を加えると縮むフィルムの性質を利用した加飾方法で、絵柄が印刷されたフィルムを容器の形に沿って収縮させます。

シュリンク加飾の特徴としては、印刷や転写ができない部分にまでデザインを施すことが可能なので、商品のPRがしやすいこと。また、透明感と光沢性に優れているため、写真やグラデーションをきれいに表現できます。さらに、製品劣化や色褪せ、傷や汚れなどから守ってくれます。

化粧品だけでなく、PETボトルや生活用品、CDなど幅広い分野で採用されています。

—-どのような課題がありましたか?

ボトルにフィルムを貼り合わせる際に、印刷された絵柄が歪んでしまうことです。今回のようにくびれが大きい容器はフィルムの収縮率も大きいため、ムラができやすいんです。

とくに真円の絵柄を真円に見えるように仕上げるのが難しかった…。歪みのない限りなく正確な円を作り出すのは、非常に困難なんです。

—-課題についてどのように解決しましたか?苦労したことは?

シュリンクフィルムの校正を決める前に、フィルムがどれくらい延伸・収縮するか、方眼柄の試作フィルムでシュリンクし、貼合時の歪みを測定しました。その歪みの変形量をもとにデザインを補正し、貼合後にデザイナーが要求するデザインが形成されるやり方です。

シュリンク頭
シュリンク底

しかし、既存のシュリンク装置では、何度試作しても方眼柄の形状が安定しませんでした。容器の肩部と底部にフィルムをオーバーラップさせなければならなかったことも、安定しない要因のひとつだと思います。

最終的にはシュリンク装置そのものを見直し、歪みが出にくいシュリンク装置を探し出しました。それが熱旋風式シュリンク装置「TORNADO®(トルネード)」(日本テクノロジーソリューション株式会社の商標登録済製品)です。この装置なら4方向から熱風を吹き出して竜巻のように渦を作り、360°きれいに一瞬でシュリンクできます。そのため、ムラやあばたを作ることなく、美しい仕上がりを実現できるんです。

今回のさまざまな課題も、このマシンの導入で解決したかのように思いました。しかし、ボトルをフィルムにセットする際、位置精度がバラついてまい、真円が真円でなくなってしまうという不良が発生。そこで、フィルムの寸法管理やボトルへフィルムセットするための治具を社内で開発しました。

最新の設備機器と熟練したスタッフの技術によって、ようやくお客さまのご要望を満たす高品質の製品を納品することができました。

—-今後の課題や展開についてお聞かせください。

トルネード方式(特許)のシュリンク装置の導入により、貼合後のデザインの歪みがなくなるので、容器形状やデザインの制約なく、高価格帯の製品へ展開できます。

また、バイオマスや帯電防止など、特殊機能を持ったシュリンクフィルムをオンデマンドで印刷することも可能ですので、小ロットの高級化粧品容器の新製品開発にも、加飾技術で貢献することができると考えています。

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