【メーカー直伝】高級チョコレートのケースを選ぶ際のポイント解説!おすすめの素材もご紹介

皆さま、高級チョコレートはどんな場面で購入するでしょうか。
大切な人へのギフトや、自分へのご褒美など、特別な瞬間のために購入されることが多いのではないかと思います。
そこに使用されているような、貼り箱などのケースもまた、高級感を演出するためには欠かせません。
今回はそんな高級チョコレートのケースについてご紹介いたします。
チョコレートのケースを選ぶ際に気を付けるポイント
まず、チョコレートのケースについて、食品取扱の観点からチョコレートのケースには、主に以下の3つの役割があります。
- 保護:チョコレートを外部の衝撃や汚れから守る。
- 保存:チョコレートを適切な温度や湿度で保管し、品質を保つ。
- 表示:チョコレートの種類や原材料、内容量などの情報を消費者に伝える。
これらの役割をしっかり果たしているかを見極めることが、チョコレートケースを選ぶ際に大切になってきます。
高級チョコレートに使用されているケース
チョコレートのケースは、中身を守るための役割を果たすため、さまざまな素材や形状が使われています。
チョコレートケースの種類
・貼り箱:紙やボール紙のような芯材に、柄のついた紙やアルミ箔、プラスチックフィルムなどを外側に貼り合わせた箱です。軽くて丈夫で、高級感がありますチョコレートが白くなるブルーム現象や虫の侵入を防ぎます。
・折箱:ボール紙などを折りたたんでつくる箱です。簡単に組み立てられることが特徴で、コストを抑えられるというメリットがあります。一方、高級感は貼箱に劣ります。
・プラスチックケース:プラスチック製のケースです。外観の自由度が高く、紙のケースと比べて衝撃に強いですが、温度変化によるブルーム現象が起きやすい場合があります。また、1から自由な形状をつくろうとするとコストが高くなってしまいます。
上記の複合的な組み合わせもあります。例えば、折箱に入った複数のチョコレートを貼り箱に入れてセット販売するなど、種類や保存方法、販売方法などに応じて、最適なものを選ぶ必要があります。
高級チョコレート用ケースの傾向
次に高級チョコレートのケースについて、最近の傾向をご紹介します。
チョコレートのケースは、チョコレートの品質や味わいを伝えるだけでなく、見た目や手触りで楽しませることも重要な要素になり、パッケージにも高いデザイン性や機能性が求められます。
そんな、高級チョコレートのパッケージに関する最近の傾向を3つご紹介します。
エコロジー志向
環境問題への関心が高まる中、高級チョコレートのケースにもエコロジー志向が見られます。例えば、再生紙やバイオプラスチックなどの素材を使ったり、余分な包装を省いたりすることで、環境負荷を減らす工夫がされています。
また、ケース自体が再利用できるように、おしゃれな缶や箱に入れたり、リボンやタグなどのアクセサリーを付けたりすることもあります。これらのケースは、贈り物としても喜ばれるだけでなく、自分用に購入した後もインテリアとして楽しめます。
オリジナリティ溢れるデザイン
高級チョコレートは、味だけでなく見た目も重視されます。そのため、ケースにもオリジナリティ溢れるデザインが施されることが多いです。
例えば、チョコレートの形や色に合わせてケースの形や色を変えたり、ブランドのロゴやイメージを表現したりすることで、個性を際立たせています。
また、季節やイベントに合わせて限定版のケースを作ったり、オーダーメイドで好きなデザインを選んだりすることも可能です。これらのケースは、チョコレートと一緒に楽しめるだけでなく、記念品としても残せます。
ストーリー性のあるコンセプト
高級チョコレートのケースには、最近の傾向として、ストーリー性のあるコンセプトが取り入れられています。これは、消費者にチョコレートの由来や製造過程、ブランドの理念などを伝えることで、購買意欲を高める効果があると考えられています。
例えば、カカオ豆の産地や農家の顔が見えるパッケージ、チョコレートにまつわるエピソードやメッセージが書かれたパッケージなどがあります。これらのパッケージは、単に商品の特徴や価値を伝えるだけでなく、消費者に物語や体験を提供することで、差別化と付加価値を生み出しています。
高級チョコレートのパッケージは、今後もストーリー性のあるコンセプトを採用することで、市場での競争力を高めていくと考えられます。
高級チョコレートには貼り箱がおススメ
チョコレート自体のこだわりをケースとして表すのに最適な箱が「貼り箱」といえます。貼り箱とは、厚紙で作った箱に、様々な素材やデザインを貼り付けた化粧箱のことで、単なる商品の包装ではなく、商品のブランドイメージやメッセージを伝える重要な役割を果たしております。主に以下のような特徴やメリットがあります。
質感や素材感を活かした表現ができる。
貼り箱は、印刷用紙とは違った手触りや色合いの紙や布などを使うことができます。これにより、商品のコンセプトや雰囲気に合わせた独自の美粧性を実現できます。例えば、和菓子には和紙や金箔、あるいは、サテンやレース、ベルベットやレザーなどを使うことで、高級感や上品さを演出できます。
付属品の付加が可能。
高級感の演出の一つとして、例えば「ラインストーン」をつけたり、リボンをつけたり、
アフターユースを意識して、「鏡」などがついたパッケージもあります。
商品保護や耐久性に優れる。
貼り箱は、厚紙で作られているため、組み箱や折り箱に比べて強度があります。また、貼り紙やクロスなどの素材も、傷や汚れに強いものが多くあります。これにより、商品を安全に運搬や保管することができます。また、貼り箱は繰り返し使えることもあります。
環境に配慮した素材が多い。
貼り箱は、再生紙や天然素材を使うことが多くあります。また、接着剤も動物性のニカワなどを使うことが多く、これらの素材はリサイクルをしやすく環境負荷が低いと言われています。このことから、貼り箱は、サステナブルなイメージを持つ商品にも適しています。
チョコレートの貼り箱をつくる際の注意点
チョコレートの原料となるカカオの特徴として、においが移りやすいという性質があります。カカオは脱臭材に用いられる活性炭のような構造になっており、近くにある者のにおいで風味を損ないやすいのです。
高級チョコレートの場合、箱を開けてすぐに美しいチョコレートを見られるように個包装されていない場合が多いため、特ににおいがうつりやすいです。
このため、高級チョコレートの貼り箱をつくる際にはそのにおいを少なくする工夫が必要です。
基本的に貼り箱に用いられる糊は、接着力が強いほどにおいが強くなりやすいです。
一方、意匠性の高い貼り箱をつくる際には、接着力の高い糊が求められ、「接着力」と「におい」をギリギリのバランスで調整する必要があります。
貼り箱の種類
さらに追求していくと、凝った設計がされた貼り箱にはとして、以下のような技術が盛り込まれています。
普通の貼り箱にひと手間加えることで、さらに高級チョコレートの世界観を演出することができます。
インロー式貼り箱
– 厚紙で作った箱に化粧紙や布を貼り、身と蓋が一体になったタイプの貼り箱です。
– 高級感や美粧性があり、和菓子や化粧品などのギフトパッケージに適しています。
– 箔押しやエンボス加工などの装飾も可能です。
ブック式貼り箱
– 上製本の表紙のような板と身箱をドッキングして作る貼り箱です。
– 表紙を開くと中に商品が入っているので、サプライズ感があります。
– バレンタインデーのチョコレートやゲームソフトなどのセット商品に使われます。
内貼りのある貼り箱
– 貼り箱の内面にも紙を貼ることで、内装を凝ったものにすることができます。
– 内面には表面と同じ紙や黒や赤などの色を選ぶことができます。
– 内面にも印刷や箔押しを施すことで、さらに高級感や個性を出すことができます。
プラシーズでできるチョコレート用ケース
「貼り箱」の表現力には深いものがあり、箱としての機能はもちろんの事、商品の世界観を演出できるケースです。
プラシーズでは、使用できる材料の組み合わせが豊富で、環境配慮にも適した「サステナブル」なチョコレートケースをつくることができます。お客様のご要望にあわせて、プラシーズの設計力でご要望の思いを形にしてみませんか。
まずは、お問い合わせフォームより、商品のイメージをご相談ください。
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