プラシーズの技術力~選ばれる理由とは~

プラシーズの技術力~選ばれる理由とは~

皆さま、こんにちは。いつもブログをご覧頂きありがとうございます。
株式会社プラシーズでございます。
プラシーズでは、さまざまな成形技術、加飾技術を駆使し、お客さまからご依頼頂いた容器を製作しております。そして、私たち開発部はお客さまの求める外観を実現するために、工場と連携しながら日々試行錯誤しております。

今回は開発部の視点から、なぜお客様にプラシーズが選ばれるのか、その理由をプラシーズの技術とともにご紹介いたします。

オリジナル容器のリードタイム短縮

技術紹介

まず始めにプラシーズの成形技術、加飾技術をご紹介いたします。

成形技術について

プラシーズは3つの成形技術を保有しております。

ダイレクトブロー成形

ダイレクトブロー成形

当社の成形機はバリソンコントロールを40段階調整可能です。そのため、より細かい肉厚調整ができます。
頻繁に成形機の入れ替えを行っており、2023年9月には新型を導入しております。低コストで品質の高い容器の製作をすることが可能です。

ストレッチブロー成形

ストレッチブロー成形

プリフォーム成形からブロー成形まで、ワンストップで対応できる機械を導入しています。
他のプリフォームや機械との接触を無くしており、外観性のある容器を製作することができます。

射出成形

射出成形

通常の射出成形だけでなく、インサート成形、インモールド成形などの、難易度の高い成形にも対応可能です。

加飾技術について

プラシーズは幅広い加飾技術を保有しております。

印刷

長年培ったノウハウで、製品のフチギリギリへの印刷や、細い線の再現も可能です。
また、熱乾燥印刷とUV印刷、2種類の印刷方法に対応可能です。
近年では自動印刷機の導入や、成形〜印刷機のラインの一体化、自動印刷機を連結させて2色を1ラインで印刷するようにしたりなど、生産性UPにも取り組んでいます。

塗装

グラデーション塗装・マット塗装・パール塗装など様々な塗装に対応可能です。

スタンプ

社内で最適な治具を製作できるため、平面だけでなく曲面、多面体へのスタンプが対応可能です。

シュリンク

複雑な形状や凹凸の多い容器は、フィルムを均一に収縮させることが難しいですが、当社の専門的な技術やノウハウを用い、フィルムの材質や収縮方法を検討し、デザインを工夫することで問題を回避することができます。

転写

当社では高いスキルや経験のある技術者が、最適なデザインや転写プロセスを提案できるため、容器の形状が複雑な凹凸や、細かいディテールが多いデザインの容器にも転写することが可能です。

ラベル貼り

成形~ラベル貼りの一貫生産が可能なため、低コストで対応可能です。

開発力を生かした採用実績

ここからは、製品化に至るまでにどのように課題を解決したのかを振り返りながら実際の採用事例をご紹介いたします。

外観が綺麗な肉厚キャップ

まずは高級感のある肉厚キャップの依頼です。
依頼内容は、キャップの側面に印刷が入る仕様でした。このケースの場合、通常の方法で製作すると、ヒケが発生してしまい、印刷が綺麗に乗らなくなってしまいます。
そのため、成形を2回に分け、1次ピース、2次ピースを使ったインサート成形を行うことにしました。

インサート成形品の例

※あくまでイメージになります

インサート成形品の例

インサート成形とは、インサート部品を先に製作した後、金型が開いている状態でインサート部品をセットし、材料を流し込む成形方法です。
インサート部品が今回の1次ピースにあたりますが、金型からの1次ピースの取り出しと、金型への1次ピースのセット時にキズがついてしまう恐れがありました。化粧品のキャップにキズがついてしまっては製品化できません。

これらの問題に対し、プラシーズでは外部装置を使って金型が回転するようにしました。その結果、1次ピースの取り出し&セットの工程を省くことができたため、キズをつけることなく、インサート成形を行うことに成功しました。

インサート成形とは

加飾を生かした容器の外観性向上

プラシーズでは、キャップだけでなく、容器本体を肉厚にしたいという依頼も多くいただきます。

肉厚な本体容器の場合、一体成形するとヒケが発生してしまうため、容器を内容器、外容器という部品構成にし、それぞれを成形した後、アンダーカットによる嵌合を行います。

ただし本体の色味が無色透明など、デザインによっては、アンダーカットの形状が目立ってしまい、高級感が損なわれるケースもあります。

そのような場合、プラシーズでは、ホットスタンプを活用しております。

ホットスタンプの例

ホットスタンプの例

元々、アンダーカットの幅に半分程度かぶさる形で、ホットスタンプが容器本体を一周する仕様でした。アンダーカット部分が見えていると外観がどうしても損なわれてしまいます。より高級感のある仕上がりにするため、プラシーズでは、アンダーカットの形状を見直しサイズを小さくすることで、ホットスタンプの下に隠れるようにし、外から見えないようにしました。

アンダーカットの形状の変更前・変更後のイメージ

アンダーカットの形状の変更前・変更後のイメージ

※アンダーカットの幅とホットスタンプの幅が同一になり、アンダーカット部分が隠れることがわかります

極端にアンダーカットのサイズを小さくするだけですと、嵌合性など他の機能面に影響が出てしまう恐れがありますが、プラシーズでは、似た機構の容器を何度も手掛けた経験から、問題なく製作することができました。

以上、プラシーズの外観が綺麗な化粧品容器を製作したい!というこだわりがお客さまに評価された事例をご紹介しました。

最後に

プラシーズでは、外観が綺麗な化粧品容器を製作するため、検討に検討を重ね提案し、お客さまの求める製品を実現します。

今後、カタチにすることが難しいと思われる案件でも、まずはお気軽にご相談ください。
プラシーズのこだわりを出しつくし、お客様のご依頼に沿った容器を製作致します。

最後までお読み頂きありがとうございました!

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