ジュエリーボックスのデザインと素材の選び方

こんにちは、プラシーズです。
みなさまはジュエリーボックスをお持ちでしょうか。
ピアスやイヤリング、ネックレス、リングなどのアクセサリーから、腕時計のような高級品など、様々なモノをオシャレに収納できるのがジュエリーボックスです。
今回の記事では、そんなジュエリーボックスのデザインや素材についてご紹介していきたいとおもいます。
ジュエリーボックスのデザイン
お店では様々な形や大きさ、デザインのジュエリーボックスをみかけますよね。
このような多様なジュエリーボックスは、それぞれの機能が考えられて設計されたものになっています。
絡まない、失くさない!仕切りや引き出し付きのジュエリーボックス
イヤリングやピアス、ネックレスのような複数のアクセサリーをまとめて収納する場合、きちんと収納していないと、いざ使いたいときに絡まってしまう事も多くあります。
そんなときは、仕切りや引き出しのついたジュエリーボックスがあると便利です。
このようなジュエリーボックスでは、仕切や引き出し毎に分けて中身をきれいに整理整頓できるのでネックレスがほかのアクセサリーと絡まる心配がありません。
また、イヤリングの片方をなくす心配も減ります。
ディスプレイを楽しめる!ガラス製のジュエリーボックス
ガラス製のジュエリーボックスは、上品でエレガントな雰囲気があります。
アクセサリーをきれいに並べることでお店のようにディスプレイすることも可能ですし、部屋に置いておくだけで、おしゃれなインテリアになります。
身に着けていないアクセサリーも、インテリアの一部として飾りたい方にもおすすめなジュエリーボックスとなっています。
お部屋に馴染む!木製のジュエリーボックス
木製のジュエリーボックスは、やさしい色味と質感、美しい木の目であたたかい雰囲気を演出することができます。
どんなお部屋にもなじみやすいのが特徴で、使い込むほどに風合いが増して世界に一つだけのジュエリーボックスに成長していきます。
持ち運べる!小型のジュエリーボックス
旅行先や仕事後など、アクセサリーの付け外しを多くする場合には、携帯しやすいミニサイズのジュエリーボックスが便利です。
アクセサリーに居場所を与えることで、外出先で紛失する心配を減らします。また、小型なのでカバンや引き出しに収納しやすく、どんな場面でも使うことができるのが特徴です。
安心して収納できる!鍵付きのジュエリーボックス
高級なアクセサリーや腕時計を収納するなら鍵付きのジュエリーボックスだと安心できます。
豪華なデザインのジュエリーボックスも多く、鍵をさして開ける際には、さながら宝箱を開けるようなわくわく感を楽しめます。
ジュエリーボックスの内側の素材
アクセサリーが傷つくことを防ぐため、多くのジュエリーボックスの内側にはやわらかい素材が使われています。
ここからは、そんなアクセサリーと直接触れる内側部分の素材について紹介していきます。
スエード
スエードは、なめした革の内側をサンドペーパーなどで磨いて起毛させて出来ています。
高級感がありながら、滑らかで柔らかいことが特徴で、高価格帯なジュエリーボックスに多く採用されます。
なめした革とは子羊や子牛、鹿などの動物から剥した皮に薬剤などを染み込ませて、より丈夫な革へと変化させた革のことです。
このような動物の皮はそのまま使うと腐ったり、乾燥、硬化してしまったりするので製品化出来ません。
これは皮のコラーゲン繊維が水の中でしか安定せず、水がなくなると結合が解けて乾燥して硬くなってしまうからです。
そこで、皮にタンニン(植物の渋み成分)やクロム(塩基性酸化物)を染み込ませて、コラーゲン繊維がくっつくのを防ぎ、革に変えるのがなめしという加工です。
スエード生地はほとんどすべての動物の皮からつくることができます。
一方で、水に弱いという特徴もあり、状態を保つためにはメンテナンスが欠かせません。
ブラッシングで毛並みをこまめに整えたり、水分がついた際にはすぐに拭き取って陰干しするなどの対策をすることで、スエード本来の高級感を維持できます。
人工皮革スエード
人工皮革スエードは、ポリウレタン樹脂を使用して人工皮革を作ります。
毛皮の代わりに、ナイロンやポリエステルなどの合成繊維を使用して作られる素材です。
本物のスエードよりも摩擦に強く、毛が抜け落ちることも少ないです。
また、水に強く、通気性が良い特徴もあり、人工的な素材で構成されているため虫食いの心配もありません。
このように人工皮革スエードは耐久性が高いため、アクセサリーの出し入れを多くするジュエリーボックスに最適な素材になっています。
起毛布
起毛布は生地(布)の表面の繊維の毛羽を出す処理をすることでつくられています。
独特な見た目ややわらかさが特徴で、保温性を上げたり、糸や布の組織を隠して、柄物の輪郭をぼかすなどの効果が得られます。
植毛布
植毛布は、2mmくらいの短い繊維を静電気の力で全体または部分的に植え込んだ素材で、立体感があることが特徴です。
植毛後に短い繊維が落ちないように高温で乾燥させるため、スエードのような毛が生えた見た目でありながらふわふわした手触りになり、アクセサリーを優しく保存するジュエリーボックスをつくることができます。
また、毛羽を植えることで保温効果や断熱効果、遮光効果のある植毛布をつくることもできます。
ジュエリーボックスをつくるならプラシーズで!
ここまでは、一般的なジュエリーボックスについて紹介してきました。
プラシーズでは、意匠性の高い化粧品業界の貼り函づくりの技術を応用して、高品質なジュエリーボックスをつくることが可能です。
ここからは、プラシーズの実績品をご紹介します。
プラシーズのジュエリーボックス
こちらのジュエリーボックスは、リングが一つ入るボックスになります。
お客様からの「高級感がほしい」といった依頼から生まれた製品です。
部品の構成
こちらのジュエリーボックスは、大まかにいうと、身、蓋、身と蓋の間にあるバネ蝶番から出来ています。
バネ蝶番があることで、蓋を開けたときにジュエリーボックスが開いた状態で固定されます。
手を放しても、蓋を開いた状態で維持できるため、中に入っているリングをきれいにみせることができます。
材料と組み立て方
材料としてプラスチックを使い、インジェクション成形によって、身と蓋の形をしたフレームをつくります。
このフレーム同士をバネ蝶番でつなぎ、最後にプラスチックフレームの上に、合皮や本革、布を貼ることでジュエリーボックスの形が出来上がります。
また、ばね蝶番のつく辺を斜め構造にして、開いたときに角が当たらないようにするといった細部までの工夫も、形状を設計するときに行われています。
形状の芯となるフレームは、プラスチックでつくる以外にも方法があります。
板のように硬いボール紙や木によりフレームを作り、バネ蝶番部は木を彫ってさし込むなど、つくりたい製品のイメージや予算に合わせた設計が可能です。
内側の構造
このジュエリーボックスの内側はスポンジと植毛布で出来ています。
中のリングを目立たせ、かつ立体感を演出するために植毛布が表面に貼られ、リングを入れる「下水(げすい)」という部分はスポンジでつくられています。
おわりに
プラシーズでは多くの紙器を扱っており、化粧品を入れるための貼り函だけではなく、ジュエリーボックスも作成することが可能です。
その他の技術や、ジュエリーボックスについてのご質問などがございましたら、お気軽にお問い合わせフォームまたはお電話よりご連絡ください。
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