CASE STUDY34
これぞプラシーズの真骨頂!環境配慮型素材「竹」をキャップに使用したサステナブルなバーム容器
「竹×樹脂」という異素材の組み合わせが新鮮で、ひときわ存在感を放つバーム容器。商品の特徴から「和」のイメージの容器にしたいというお客さまのご要望で、樹脂製の蓋に竹製のキャップを取り付けました。
同業他社ではお手上げ状態だったという今回の案件。樹脂と竹、その両方の実績を併せ持つプラシーズの腕の見せどころとなったわけです。自然素材ならではの難しさとは?開発担当者に話を聞きました。
和のイメージを表現するために木製の容器を作りたい
—-お客さまからどのような要望がありましたか?
バーム容器の製造依頼です。季節・数量限定商品でしたので、通常の定番商品とは差別化し、商品のコンセプトがしっかりと伝わるようなデザインを求めていらっしゃいました。
今回注目してほしいのは、容器の蓋です。「日本」や「和」のイメージを表現するために、キャップを木製にしたいとのご要望がありました。
容器メーカー数社に問い合わせたところ、どこもお手上げ状態だったとのことで、プラシーズに白羽の矢が立ったというわけです。当社の紙器事業部で木工製品の実績がありましたので、ここは腕の見せどころとお引き受けし、新規の受注につながりました。
より和のイメージに近い「竹」を提案
—-プラシーズとしてこだわった点や工夫したところはありますか?
初めは蓋だけでなく、容器全体を木製で作りたいというお話でしたので、容器本体にも木製キャップを嵌合したものを試作しました。また、より「和」のイメージに近い自然素材として、竹製のキャップも試作してご提案しました。
比較検討した結果、仕上がりイメージとコスト面から「竹」を選択したお客さま。最終的には容器全体を竹で覆うのではなく、蓋のみに竹のキャップを嵌めるデザインに落ち着きました。
質感や色の異なる「竹×樹脂」を組み合わせたことで、コントラストが美しく映え、より「和」のイメージに近づけた容器に仕上がったと思っています。
竹の個性によって伸縮性が異なる難しさ
—-もっとも苦労したのはどんなところですか?
ご存知の通り、竹ってフラットな状態にならないんですね。何本もの竹を組み合わせて一枚板にしています。
樹脂と違って自然素材なので、吸湿具合で大きくなったり小さくなったりしますし、竹ひとつひとつに個性があるので、密度の濃い薄いで伸縮性も変わってきます。どうしてもばらつきが出てくるので、経験則がないと加工が非常に難しい素材と言えます。
樹脂と自然素材を組み合わせる唯一無二の技術
—-プラシーズに依頼するメリットについて教えてください。
「樹脂×木」「樹脂×竹」「樹脂×紙」、こうした樹脂と異素材の組み合わせは、プラシーズでしかできない唯一無二の技術ではないかと自負しています。
また、製造は自社の中国工場で行っています。材料の竹も中国で調達できるので、コストもかなり抑えることができます。
今回は「竹」を採用しましたが、木箱についても実績が豊富にあります。化粧品業界でも注目されつつあるウッド素材。木材も奥が深く、語り出したらとまりません。商品イメージに合わせて質感や色目を選ぶこともできますので、まずはご相談いただければと思います。
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