CASE STUDY27

店頭インパクト大!楕円形ボトル全周を1工程でスクリーン印刷できる技術を開発。デザインの幅を広げ、コストを削減

店頭インパクト大!楕円形ボトル全周を1工程でスクリーン印刷できる技術を開発。デザインの幅を広げ、コストを削減

「楕円形ボトル全面を使ってデザインしたい」というお客さま。しかし当時は、楕円体全周を一発で印刷できる印刷機は存在しませんでした。

中心点が微妙にずれていくようにボトルを1度ずつ回転させ、座標を360ポイント打ち込んでプログラムを組んだという、汗と涙、努力の結晶を注ぎ込んだ今回のプロジェクト。印刷機械メーカーから「参考に製品を見せてほしい」と言わしめたほど、画期的な技術開発となりました。

当時の開発担当者に、開発の経緯やこだわり、苦労したことなどについて話を聞きました。

楕円ボトル全面を使ったデザイン表現

—-お客さまからどのような依頼がありましたか?

楕円ボトル全面に印刷

楕円形ボトルへのシルク印刷です。4本のボーダーが目を引くデザインのシャンプーボトルで、デザイナーさんから「ボーダーを側面まで伸ばして加飾したい」といった要望がありました。

全周印刷できる印刷機が見当たらなかった

—-どのような課題がありましたか?

楕円ボトルに表裏2回印刷

▲表面と裏面を分けて印刷した楕円形ボトル

楕円ボトルに表裏1回印刷

▲側面まで全周印刷した楕円形ボトル

楕円形ボトル全体に加飾するには、ボトル全周を1工程で印刷する必要があります。

しかし1993年当時、楕円形ボトルは表面と裏面を分けて印刷するのが一般的。必然的にデザイン表現も表面と裏面で分離せざるを得なくなり、側面への連続加飾は不可能だったんです。

お客さまからご依頼を受けた時、最初は正直戸惑いましたね。今でこそ楕円形ボトルを全周印刷する機械は開発されていますが、当時は探しても見当たりませんでした。

さて、どうやって印刷しようか…。着手から半年以上、開発メンバーと試行錯誤する日々が続きましたね。

楕円体全周を1工程で印刷できる印刷機を自社開発

—-どのように課題を克服しましたか?

楕円体全周を1回で印刷できる印刷機を自社開発

楕円体など変形容器を印刷できる印刷機を自分たちの手で開発しました。

1工程で全周印刷するためには、ボトルの形状と同じ軌跡で治具を回転させ、そのタイミングでスキージを制御する装置を開発する必要がありました。

そこで、ボトルと同形の位置決め治具を製作し、ボトル回転時にスキージの位置が常に同じ高さに保持できるように構造設計しました。また、治具にワイヤーを取り付け、回転時にスクリーン版と同期するような仕組みを考案。スキージは常にボトルの頂点を追尾できるように、回転部にエンコーダを取り付け、サーボモータで動作制御しました。

お客さまのご要望通り、楕円形ボトルに1周(2回)2色印刷を行い、納品にこぎつけました。お客さまからは「店頭でのインパクトが違った」と喜んでいただけましたね。

デザインの幅が広がり、コストも削減

—-楕円ボトルの全周印刷のメリットは何ですか?

デザインの幅が広がり、コストも削減

ボトルの全面に加飾できるので、デザインの幅が格段に広がります。加飾範囲が広がったことで、シールやラベルも不要になると思います。

また、1工程で1色を全周印刷できるので、加工コストを大幅に削減できます。

三次元多面体などあらゆる形状に対応

—-今後の課題や展開についてお聞かせください。

現在、印刷機メーカーが専用機を開発しています。楕円形ボトルを治具に投入して回転させると形状がスキャンされ、回転速度やスキージー位置を即座に自動計算して制御する印刷機ですが、かなり高価なものです。

「ないものはつくればいい」の精神で、不可能を可能にするのがプラシーズです。今回の全周印刷技術は、楕円体に限らず三次元多面体などあらゆる形状に対応できます。

売り場の視線を独占できるような、今までにないデザインの容器開発に挑戦していきたいです。

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