CASE STUDY32
オリジナリティが求められる限定コスメ容器。金型不要の紙器ならデザインの自由度拡大とコスト削減、開発スピード向上を実現

写真集のような美しい装丁に目を奪われる、クリスマスコフレの紙製コンパクト容器。化粧品容器と紙器の総合製造メーカーだからこそ、紙の特性を存分に生かし、お客さまが求めるクオリティを担保しながら、コスト削減とリードタイム短縮を実現できます。
紙器の営業担当に開発の経緯や苦労した点、紙器のメリットや今後の可能性についてインタビューしました。
品質改善とコスト削減の両立
—-お客さまからどのような要望がありましたか?
2023年クリスマスコフレの紙製コンパクト容器の製造依頼です。
お客さまは老舗めっきメーカー、日東電化工業株式会社から2023年に事業分割された株式会社OSAJI(オサジ)さま。健やかで美しい肌を保つためのスキンケアライフスタイルを提案する敏感肌ブランド「OSAJI」を展開しています。
製品は写真家の尾身沙紀さんとコラボした「2023ホリデーメイクアップコレクション デパーチャーズ」 のアイシャドウパレットとフェイスカラーパレットの2種類で、尾身沙紀さんが撮影した写真を使用した特別デザインとなっています。
元々この紙製コンパクト容器の製造を印刷会社に依頼されていたのですが、紙製の化粧品容器をつくるのは初めての試みで、手探り状態だったようです。
—課題はありましたか?どのようにクリアしましたか?
初回のお打ち合わせで現物を見せていただいたところ、品質とコストに改善の余地がありました。紙製コンパクトを手がけてきたプラシーズにとって、当たり前に行ってきたことをお話しさせていただきました。
その後、試作品をお持ちしたところ、仕上がりの品質とコストにもご納得いただき、それ以降、当社にご発注いただいています。
—プラシーズに紙製の化粧品容器を依頼するメリットは?
品質を担保しながら、コスト削減とリードタイム短縮を実現できるところです。
プラシーズは化粧品容器の実績と紙器のノウハウ、その両方の強みを併せ持っています。紙製コンパクトについてはこれまで30点以上を手がけていますので、何が必要で何を保証しなければならないか、独自に蓄積してきた知見があります。
さらに、見本作成と作業指導書の作成までは東京本社でおこない、製造は中国工場で行うため、コストを抑えることもできます。
フットワーク軽く新しいことにチャレンジ
—-紙器にするメリットはなんでしょうか?
コストとスピード、デザインの自由度の高さですね。
中皿をオリジナルのレイアウトで制作する際に、紙器の場合は金型が不要です。紙器の抜型は1日もあればできてしまうので、低コストかつ開発期間も短くてすみます。
一方、プラスチックを使ってオリジナルデザインとなると、新規で金型を起こさなければならず、コストが数百万円余計にかかってしまいますし、型が上がるまで2〜3ヶ月以上を費やすことになります。
新製品をはじめ、クリスマスコフレや限定コスメなど、デザインにオリジナリティやインパクトが求められる化粧品容器はとくに、紙器をおすすめしたいですね。プラスチックに比べてフットワーク軽く、新しいチャレンジができると思います。
そしてやはり、持続可能な社会の実現に貢献できることも、紙器の大きな魅力でしょう。
プラシーズでは紙器はもちろん、自然に還るバイオマス素材や、可燃ごみとしての廃棄できる新素材、廃棄されていたプラスチックのリユースなど、多様な切り口でサステナブルなものづくりをご提案できます。
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